スワップ

2011年10月21日

日本と韓国とに関して言えば、外貨準備金の米ドルと韓国ウォンとを同じレートで「交換」するのが、このスワップというシステム。ゆえに「融資」ではない。期限が来たら、韓国は当時のレートのドルを日本に返済しなければならない。

韓国がスワップを踏み倒そうものなら、日本はウォンを売り飛ばしてやり過ごすことができるからだ。日本がウォンを丸々売り飛ばせば、一気にウォンが暴落し、韓国は国ごと心中するレベルの致命傷を負うことになる。

そもそも外貨準備金は円に交換することができないから、ここから復興財源を獲得することはできないし、外貨準備金をアテにして「増税の必要はない」と言うこともできない。
また、準備金のドルは売り飛ばすこともできない。売り飛ばそうものなら、ドルが暴落→アメリカが死ぬ→ヨーロッパも死ぬ→円が暴騰して日本が死ぬからだ。

つまり、あまり使い道がない。

この外貨準備金のドルをスワップしようというのだから、別に「国民の血税を韓国に貢いでいる」わけではないし、そんなに騒ぐほどのことではない。ここで交換されるのは、かたや「使い道のないドル」、かたや「なけなしのウォン」なのだから。

韓国は日本の鉄スクラップを買い取ってくれる「お得意様」だから、やすやすと破綻してもらっても困る。放っとけば日本も少なからぬダメージを被るし、かと言って助けたところで大きなメリットがあるかというと…。ウォンの下落は韓国の自業自得だからなぁ。


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